サイクロデキストリンを用いた包装加工
当社はサイクロデキストリン(CD)を用いた包接加工によって難溶解性物質の可溶化、酸化防止、マスキング、揮散防止など、
通常扱いにくいとされる物質を使用した新しい製品づくりを支援します。
サイクロデキストリンとは?
サイクロデキストリンとは、ブドウ糖分子を円状につなぎ合わせた環状オリゴ糖です。
ドーナツ状の構造を持つため、空洞内に各種のゲスト分子を取り込む包接性を有します。
- サイクロデキストリンによる包接の特長
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外側は親水性のため、水への溶解性、分散性が高まります。
内側は親油性のため、油などの疎水性物質を取り込みます。
環状構造のため安定性が高まります。
サイクロデキストリンの機能
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安定化作用
取り込んだ物質の保護
光分解、
熱分解の防止 -
徐放作用
揮散の防止
ゲスト物質の持続性向上 -
溶解性改善
難水溶性物質の
可溶化乳化 -
粉末性向上
粘性物質の粉末化
吸湿性改善 -
マスキング
不快臭、苦みなどの低減
味の改善
サイクロデキストリンの用途
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食 品
熱、光に対する安定化、酸化防止、揮発性物質の安定化、味覚改善、粉末化、乳化
飲料、粉末食品、粉末茶、
機能性食品、サプリメント -
化粧品・トイレタリー
消臭、徐放、抗菌素材の安定化、分散性向上
シャンプー、化粧クリーム、消臭芳香剤、制汗剤、美容パック
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医薬品
溶解度改善、安定化、生体利用率改善
注射剤、錠剤、点眼剤、
舌下錠 -
家庭用品・工業用品
揮散性の防止、分散性向上
抗菌シート、抗菌フィルム、消臭シート、水溶性塗料の増粘剤、抗菌剤
サイクロデキストリンの種類
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α-サイクロデキストリン 低分子物質や直鎖状の物質を包接し安定化させる。機能性のある食物繊維としても利用可能。
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β-サイクロデキストリン 不溶性の包接体を形成でき、低価格で大量生産できることから、医薬・化粧品から一般工業用途まで、幅広く利用可能。
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γ-サイクロデキストリン 穏やかに包接し溶解性が高く、機能性素材の包接体として利用可能。
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分岐サイクロデキストリン サイクロデキストリンにマルトースを付加させたことから、溶解性が非常に優れ、包接安定性も高いことから食品分野で利用しやすい。